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脚痩せについて
脚痩せについては誰もがきっと高い関心をもっていることと思いますが、特に大切なのが脚のどの部位の筋肉をシェイプさせればよりかっこ良く効果的に細く美しく見せることが出来るかということ(=美脚)と、脂肪の落とし方です。
「え?脂肪ってとにかく落とせばいいんじゃないの?」と思われがちですが無理なダイエットの結果脂肪を落とした部位にはセルライトの無惨な跡と脂肪の落とし過ぎで冷え症が悪化し、健康状態にも悪影響を及ぼすなどの危険性も潜んでいるのです。
適度な脂肪を維持することで肌のハリとつやを維持しつつすらりと伸びた美脚にデザインするのが誰が見てもカッコいい脚痩せのコツなんですよ。
脚の骨と肉について
モデルのようにすらりと伸びた脚はだれもが憧れを持ちますよね。脚は大きく分けると3つの部位に分けることが出来ます。まず股関節から膝までの大腿部、膝からくるぶしまでの下腿部、そして足首から下の足部です。
正面からみて一番目立つのは大腿部、横からみて一番目が行きがちなのがふくらはぎのある下腿部、ミュールなど夏の足元で目立つのは足部ということになりますね。大腿部には大腿骨、下腿部には頸骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)があり、この二つを足して下腿骨と呼んでいます。
大腿骨と頸骨は非常に太くて大きな骨で脚の骨の大部分を占めています。腓骨は頸骨の外側に寄り添うようにある骨で頸骨に比べると半分ぐらいの太さです。
(鶏の手羽を思い浮かべていただくと似た様な構造になっています) これらの骨を覆うように筋肉が付き、その表面を脂肪が覆うというのが脚の構造になります。さて、正面から見て美しい脚は大腿骨を覆う大きな筋肉である大腿筋が鍛えられていると形良く見えますし、側面と後側からみて美しいのはふくらはぎの上の方が鍛えられていてピン!と張っている形になります。
また脂肪に関しては内股の脂肪が取れて両膝が付くぐらいの肉付きが最も理想的な状態とされていますね。
下腿部は大腿部に比べると脂肪が付きにくいのでダイエットする際には大腿部の内側を重点的にシェイプしてふくらはぎを鍛えると見た目にも美しい脚痩せに成功出来ると考えましょう。この時内股の脂肪を落としすぎるとO脚に見えてしまい美脚としては却ってマイナスですから注意しましょう。
太りやすいタイプとは
脚が太いというのは女性なら誰もがコンプレックスに感じることではないでしょうか?人には太りやすい人とそうでない人がいます。 そして太りやすい人にも上半身が太りやすい人と下半身が太りやすい人がいます。 脚痩せについてのお悩みを抱えている人は主に下半身の太りやすさにコンプレックスを抱いている人に多いと思われますので、ここでは下半身が太りやすい原因について考えていきましょう。
脚が太い原因とは?
太りやすい体質、これには遺伝の影響がゼロではありません。
しかし、遺伝が体型に及ぼす影響は医学的にはごく僅かだと考えられていて、むしろその原因の多くは悪い生活習慣による影響の方が大きいと考えられています。
つまり、自分と家族が太っているのは遺伝的な原因よりも、食生活の乱れや運動習慣の無さなど生活を共にすることで太りやすい環境に長くいることが影響していることの方が大きいというのです。 ですから生活習慣を改善すれば太りやすい体質も改善出来るということになりますね。これでもダメな場合は遺伝の可能性が高いので治療としてのダイエットを行う必要性があるということになります。
また加齢などが原因で代謝活動が鈍り、古い細胞や老廃物を多く含んだリンパ液の排出が上手く行かずに体内に止まってしまう「むくみ」の状態を起こしやすくなります。
むくみはだるさの原因となりますのでマッサージや運動などを行いスムーズに排泄することが重要になります。 このむくみは脚に溜まりやすく、見た目に下半身が太って見える原因となります。更にむくみは加齢の他にもやはり生活習慣の悪さが影響してきます。 脚痩せに関して特に下半身が太りやすい人にはこうした原因が考えられますので、先ずは生活習慣を見直して、バランスの良い食事と適度な運動、そして脚のむくみを効果的に取り除くマッサージと代謝を高める十分な睡眠が必要だということを心得ましょう。
脚の太さのタイプ別
脚痩せを行う上で気になってしまうのが自分の脚の太さのタイプですね。医学的に明確な定義があるわけではありませんが、脚が太い人には次の3つのタイプがあると言われています。 筋肉質な「がっちりタイプ」、主に下腿部のむくみなどで気になる「もったりタイプ」、大腿部の脂肪が気になる「ゆる脚タイプ」です。ではタイプ別の脚痩せ法について見ていきましょう。
タイプ別脚痩せ法
筋肉質のがっちりタイプは昔運動をしていたなどの理由で筋肉の上に脂肪が付いてしまったタイプです。実は運動して作られた筋肉の上についた脂肪を落とすのは普通の脂肪を落とすよりも大変と言われています。 元々体が運動に適しているため中々脂肪燃焼効果が上がらないケースがあるんですね。
そこでお勧めなのが筋トレなどの無酸素運動は避け、少ない負荷で行う体幹トレーニングや有酸素運動、加圧トレーニングなどのトレーニング法です。 これで効率良く脂肪を燃焼させ、持久力を付けることで筋繊維を細くしなやかにし、綺麗な脚痩せが可能となります。むくみが気になる「もったりタイプ」の人はまず冷え性や貧血などの体質改善から取りかかると良いでしょう。 体を冷やさないように心がけ、入浴や有酸素運動などで血行を促進したらマッサージなどでむくみを取り除き、食事も体を冷やさないような栄養バランスを心がけることでむくみは解消していきます。 それから適度な筋トレや加圧トレーニングなどを加えて脚全体のバランスをデザインすれば美脚をゲットできると思いますよ。
大腿部の脂肪が気になる「ゆる脚タイプ」の場合、まずは脂肪燃焼が第一の課題ですね。
食事のバランスを改善し、適度な運動で効率良く脂肪を燃焼させ筋肉の割合を増やすことで脚痩せを実践してみましょう。この時運動するなら太ももを大きく動かすトレーニングを取り入れると効果的に大腿部の脂肪を燃焼させ筋肉の割合を増やすことが出来ます。 ウォーキングやジョギング以外にもヨガやウエイトトレーニング、チューブエクササイズなども効果的ですよ。
おしりと脚の関係
脚がすらりと長く見える人に共通していることがあるのをご存知ですか?それはキュ!と上がったヒップラインです。 おしりは脂肪が多い部位ですが、大殿筋というおしりを覆う大きな筋肉を鍛えることでヒップラインを持ち上げ、おしりの盛り上がりを上にすることで目線もそこに集中し、その分脚が長く見えるのです。
逆におしりがだらしなく垂れ下がった状態では脂肪も太ももの付け根あたりまで落ちてしまい脚は短く、太っているように見えてしまいます。
脚痩せしたいなら、下からふくらはぎ、太ももの内側、おしりを集中的に鍛えれば美しいレッグラインとヒップラインを作り出せるということを念頭においてトレーニングしましょう。
美しいヒップラインの作り方のコツ
おしりにある脂肪は重力に逆らえずに次第に下に落ちてきます。したがって美しいヒップラインを作るエクササイズをする時には横になった状態で行うと重力の影響を受けにくくなり効果的なシェイプアップが可能になります。
また美しいヒップラインを作る上で欠かせないのが大殿筋というおしりを覆うように存在する筋肉です。
大殿筋を効果的に鍛えるにはゆっくりと大きく動かすと良いので横向きの状態で片足ずつ股関節を大きく円を描くように動かすストレッチを行う、次にうつぶせの状態で脚を完全に下ろさずにゆっくりと上下させるアイソメトリックトレーニングを行うなどが効果的です。 これで美しいヒップラインと脚痩せのためのトレーニングが同時に行える上に特別な器具等は必要無く自宅で簡単に出来るトレーニングなので是非実践してみてくださいね。